UNLIMITED JAVA

WEB技術や普段の生活のブログ

プログラム入門書を見てきた

「もしもプログラムを触ったことがない女子大生がソフトハウスに入社したら」
男子大生でもいいです。


そういう知識ゼロの人が部署に配属されるコトもあるわけで、そんな時どうやってプログラムの教育をしたら良いかなと考えました。
ある程度組めるようになれば、簡単なトコから組ませて経験値を積ませられるわけだが、まったくの初心者の場合、そうも言ってられないわけです。


んで、時間を取らせないでやらせるには


・本をやらせる
イーラーニング
・研修に行かせる
・ネット見て覚えせる
・気合で何とかしろ


とか色々あるのだけど、今回は1つめのパターンで。


とりあえず、見てきた中で良さげだったのがこれ!

ゼロからわかる PHP超入門

ゼロからわかる PHP超入門


特徴としてはこんなとこかな。

  • 変数・繰り返し・条件分岐・配列といった基礎的なところに、しっかりページを割いている
  • PHPだからウェブで動くシステムが作れる
  • PHP参考書には珍しく、データベースについての解説が無い

完全な初心者でも、やりやすいと思う。
反面、少しでもプログラムをかじった人には物足りないハズ。

入門書をチェックする場合のポイント

  • 誰にとっての入門書か

この本と、CプログラマのためのJavaだとターゲットが全く違う。

  • 内容が多岐に渡りすぎていないか

その言語で出来ることを色々と盛り込んでいる本はNG。
PHPだと、データベース・認証・フレームワークあたりが盛り込まれている本が多い。

  • CUI以外のアプリを作れること

コマンド対話式のアプリ作っても、その先が想像出来無い。
初心者でもその先が想像できる題材として「WEB」「ゲーム」「スマホアプリ」「Windowsアプリオ」あたりがいいと思います。
そうすると、PHPC#くらいしか無いんですけどね。

入門用の言語

うちではPHPは一切使っていないのです。
ほとんどC#Java


だけど、C#Javaの良い入門書がなかなか見つからなかったのです。

Javaは初心者に向いていないと思う。
同じ内容でもコード量が多く必要となり、勉強の進みの足枷となる。
インスタンスの生成とかGetter/Setterとかカプセル化とかって話が入ってくる。


C#はVisualStudioのお陰で、Javaと同じ事やろうとしても、比較的簡単なハズなんだけど、、

  • エディタの使い方に終始しがち
  • オブジェクト指向をしっかり説明しがち
  • C#VB/Java/PHP/C/C++といった色々な言語からの移民者が多いため、ユーザが絞り込めてない

といったところから、プログラム入門で良さげな本が見当たらなかった。

LLの比較(PHP , Ruby , Python)の比較

Ruby

乱暴に言うと、Railsアプリケーション需要がほぼ全てで、Railsはフル機能のフレームワーク
なので、Rubyから始めようと思うと、フレームワークの仕様とかデータベースの知識が必須だったりする。
あと、ユーザ層の影響もあると思うんだけど、プログラム入門者向けの本が少ない。

Python

本が殆ど無い。

PHP

シェアが高いだけあって本の発行数が圧倒的に多い。
なので初心者向けの本が豊富で、良書も多々。
競争原理重要。
ただし、みんなデータベースを使いたがったり、プログラムの基礎が重要視されてない本も多いので注意。

その他の言語

JavaScript

JavaScriptでDHTMLを題材に入門書を書いたら良い本が書ける気がするんだけど、見当たらなかった。
ちなみにJQuery関連書籍の繁殖力がやばい。

VB.NET

あんま興味がなくて見てなかった。
良い入門書多いかもね。

F-BASIC386

本なし。そりゃそうだ。
Basicは、ほんとに入門には良い言語だった。

AndroidJava

学生向けの本が多数出てるので、悪くないかもね。

App Inventor

書きながら思い出した。
初期教育用にはいいかもしれない、今度本を見てこよう。